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オシリス神

古代エジプトで、死後の世界を支配するとされた神。

 古代エジプトの多神教の中の主要な神で、死後の世界を支配するとされた。オシリス神の妻がイシス神でその間に生まれたのがホルス神。イシスはオシリスが冥界の神となってしまったので、その代わりにホルスを現世のエジプトの王にしようとし、太陽神ラーをだまして絶対権力を我が子に授けさせたという。

Episode バラバラ殺「神」事件とミイラ

 オシリス神が冥界の神となるまでには次のよう物語がある。オシリス神はもともと穀物を育てる豊饒の神で絶大な人気があったが、これを妬んだ弟神セトに謀られて殺害され、遺体はエジプト全土にバラバラに投げ捨てられた。妻でもある妹神イシスはくまなく探し、身体のひとつひとつを見つけ出して拾い集め、遺体をつなぎ合わせて命を吹き込み復活させた。しかし復活したのはこの世ではなくあの世(来世)であった。ミイラを包帯でぐるぐる巻きにするのはこの神話に由来するという。<本村凌二『多神教と一神教-古代地中海世界の宗教ドラマ-』2005 岩波新書 p.54>

出題 2012年センターテスト 第1問

問(2) 次の文aとbの正誤の組合せとして正しいものを、下の①~④のうちから一つ選べ。
 a オシリス神は、古代エジプトにおいて冥界の王とみなされていた。
 b シヴァ神は、ヒンドゥー教の主神の一つである。
   ① a-正 b-正  ② a-正 b-誤  ③ a-誤 b-正  ④ a-誤 b-誤

解答

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ノートの参照
1章1節 エ.エジプトの統一国家
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本村凌二『多神教と一神教-古代地中海世界の宗教ドラマ-』2005 岩波新書