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祅教/拝火教

イランの民族宗教であるゾロアスター教が、中国の唐代に伝えられて、祅教または拝火教と言われた。

 けんきょう。イランのササン朝の国教であったゾロアスター教は、南北朝時代の北魏に西域から中国に入ってきたイラン系の商人によって伝えられた。唐では祅教、または拝火教といった。拝火教というのは、ゾロアスター教が光明の神アフラ=マズダを主神とし、聖火を絶やさなかったのでそういわれた。主としてイラン系の商人たちの間で信仰されており、中国人に広がることは少なかったらしいが、都の長安や洛陽にはその寺院がいくつもつくられていた。ネストリウス派キリスト教(景教)、マニ教(摩尼教)とともに三夷教といわれていたが、唐末の武宗の仏教弾圧(会昌の廃仏)の際、ゾロアスター教も禁止されたので、衰えた。
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3章3節 イ.唐の制度と文化