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アベラール/アベラルドゥス

12世紀フランスのスコラ哲学者で唯名論者。

 12世紀のフランスのスコラ学者。ラテン名アベラルドゥス。普遍論争においては唯名論者とされるが、厳密には実在論と唯名論を調停する説を主張した。(唯名論を主張した人物としてはロスケリヌスがいる。)アベラールは、「普遍は実在性をもつが、ただ個の中に(個に即して)のみある」と主張した。

Episode アベラールとエロイーズの恋

 アベラールはスコラ神学者として名高いが、実生活は波乱に富んだ一生であった。彼が家庭教師をしていたエロイーズと恋仲となり、子供が生まれ、密かに結婚したが発覚し、エロイーズは女子修道院に入れられ、アベラールは去勢されたうえでサン=ドニ修道院に入れられた。二人の間に交わされた書簡は、真実の愛の言葉を交わされており、古典文学の一つとなっている。 
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第5章4節 イ.学問と大学