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新人民軍

1969年に再建されたフィリピン共産党の軍事組織。反政府活動を展開した。

 フィリピンでは独立後、アメリカ軍によって弾圧されていた共産党が1969年に再建され、その軍事組織として組織されたのが新人民軍(NPA)である。その前身は、第二次世界大戦中に抗日運動を展開、戦後もアメリカ軍と戦ったフクバラハップ(フク団)である。ただし、戦前のフィリピン共産党がソ連の影響力が強かったのに対し、戦後の共産党および新人民軍は中国共産党および毛沢東の影響が強い。
 新人民軍はマルコス独裁政権との対決色を強め、1970年代に反政府活動を展開した。1986年にアキノ政権が成立してからも掃討作戦がつづけられて弱体化し、ラモス大統領は共産党の公認など、穏健派の抱き込みをはかって一時和平が成立したが、現在は取り消され、反政府活動を継続している。
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ノートの参照
第16章3節 オ.アジアと開発独裁