第14章 帝国主義とアジアの民族運動
1 帝国主義と列強の展開
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A 第2次産業革命 第1次産業革命の進行 → ヨーロッパの大陸諸国、アメリカへ拡大
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B 資本の集中 → 巨大企業の出現
・競争の激化と技術革新の進行の結果、巨大な資本が必要となり資本の集中が進む。
→ 銀行資本と産業資本が融合しa 金融資本 が成立。また、 恐慌 によって企業の淘汰が進む。
→ 諸産業を分割して支配する▲b 独占資本 が形成される。
→ 銀行資本と産業資本が融合しa 金融資本 が成立。また、 恐慌 によって企業の淘汰が進む。
→ 諸産業を分割して支配する▲b 独占資本 が形成される。
┌ c カルテル (同一業種の企業が価格・生産量などの協定を行う企業連合)
│
▲形態┼ d トラスト (同一業種の企業が同一資本の系統に入る企業合同)
│
└ e コンツェルン (多種種の企業が同一資本に統合される独占の最高形態)
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▲形態┼ d トラスト (同一業種の企業が同一資本の系統に入る企業合同)
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└ e コンツェルン (多種種の企業が同一資本に統合される独占の最高形態)
・急速な工業化 → 工業労働者の急速な増大 → 中小企業・農民を圧迫
→ 社会不安の増大 → f 移民 の増加(ヨーロッパからアメリカへ)
→ 社会不安の増大 → f 移民 の増加(ヨーロッパからアメリカへ)
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・1880年代 b 列強 がアジア・アフリカに進出、植民地と勢力圏の拡大を競い合う。
= c 帝国主義 の形成。 → 諸列強の格差の拡大。
上位 = 工業力・資本力のあるd イギリス ・e フランス ・f ドイツ
▲国内に豊かな資源を持つg アメリカ
下位 = 民族運動に直面しているh ロシア ・i オーストリア
工業化の遅れたj イタリア
= c 帝国主義 の形成。 → 諸列強の格差の拡大。
上位 = 工業力・資本力のあるd イギリス ・e フランス ・f ドイツ
▲国内に豊かな資源を持つg アメリカ
下位 = 民族運動に直面しているh ロシア ・i オーストリア
工業化の遅れたj イタリア
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E 列強間の帝国主義的対立
・20世紀に入り、植民地分割で後発のa ドイツ が、植民地・勢力圏の
再配分(再分割)を要求。→ドイツの「b 世界政策 」)
→ 列強の軍備拡張競争 → 排他的な▲c 国家主義 の形成
→ 秘密外交による▲d 軍事同盟 の形成。→ e 第1次世界大戦 につながる。
再配分(再分割)を要求。→ドイツの「b 世界政策 」)
→ 列強の軍備拡張競争 → 排他的な▲c 国家主義 の形成
→ 秘密外交による▲d 軍事同盟 の形成。→ e 第1次世界大戦 につながる。
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a 自由主義 国家主義に反対し、個人の自由や社会的平等の維持をめざす。
b 社会主義運動 国際的な連帯組織として1889年、c 第二インターナショナル 結成。
d 民族主義運動 19世紀末から、アジア・アフリカ各地で民族独運動始まる。
b 社会主義運動 国際的な連帯組織として1889年、c 第二インターナショナル 結成。
d 民族主義運動 19世紀末から、アジア・アフリカ各地で民族独運動始まる。
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A 植民地帝国 の維持
・19世紀半ば「世界の工場」といわれた工業力と圧倒的な海軍力を持つ。
→ a 自由貿易 の展開 → 一部に植民地不要論も出るが、その拡大は進む。
・植民地政策の転換 非白人系植民地(b インド など)では直接支配を強化する。
白人植民者地域では、自治政府を認め間接支配。
= 1867年 c カナダ の自治を認める。
→ a 自由貿易 の展開 → 一部に植民地不要論も出るが、その拡大は進む。
・植民地政策の転換 非白人系植民地(b インド など)では直接支配を強化する。
白人植民者地域では、自治政府を認め間接支配。
= 1867年 c カナダ の自治を認める。
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B 帝国主義 政策への転換 1870年代の不況と他の工業国の成長 →
・保守党のa ディズレーリ 首相(任期1874~80)、帝国主義政策への転換を図る。
1875年 b スエズ運河会社の株式買収 (▲c ロスチャイルド 財閥の協力) 。
1878年 d ロシア-トルコ戦争 後のベルリン会議でインドへの道を確保(キプロス領有)。
1881~82年 e エジプト のf ウラービー=パシャの反乱 を鎮圧し保護国化。
1875年 b スエズ運河会社の株式買収 (▲c ロスチャイルド 財閥の協力) 。
1878年 d ロシア-トルコ戦争 後のベルリン会議でインドへの道を確保(キプロス領有)。
1881~82年 e エジプト のf ウラービー=パシャの反乱 を鎮圧し保護国化。
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Text p.279
C 帝国主義政策の展開 1890年代後半、積極的な植民地政策を展開。
・a ジョゼフ=チェンバレン 植民相(任期1895~1902) 自由統一党。
植民地との連携の強化を図る → b イギリス植民地会議 開催(1887,97,1902年)
白人系植民地の自治拡大 次の諸地域を自治領とする。
c オーストラリア連邦 (1901)、
d ニュージーランド (1907)、
e 南アフリカ連邦 (1910)
・国内の社会問題の解決には、積極的な植民地の獲得が必要である、と主張。
→ アフリカ進出をはかり、f セシル=ローズ を支援。(後出)
1898年 g ファショダ事件 。→ フランスと衝突。(後出)
1899年 h 南アフリカ戦争 :ブール人の南アフリカ両国を侵略。
・1890年代 ドイツの台頭(ウィルヘルム2世の世界政策)
→ i 建艦競争 を展開。(第2節参照)
植民地との連携の強化を図る → b イギリス植民地会議 開催(1887,97,1902年)
白人系植民地の自治拡大 次の諸地域を自治領とする。
c オーストラリア連邦 (1901)、
d ニュージーランド (1907)、
e 南アフリカ連邦 (1910)
・国内の社会問題の解決には、積極的な植民地の獲得が必要である、と主張。
→ アフリカ進出をはかり、f セシル=ローズ を支援。(後出)
1898年 g ファショダ事件 。→ フランスと衝突。(後出)
1899年 h 南アフリカ戦争 :ブール人の南アフリカ両国を侵略。
・1890年代 ドイツの台頭(ウィルヘルム2世の世界政策)
→ i 建艦競争 を展開。(第2節参照)
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D 社会主義の運動
・1884年 第3回選挙法改正 → 労働者に選挙権拡大
・1884年 a フェビアン協会 発足:b バーナード=ショー 、c ウェッブ夫妻
→ 漸進社会改革を主張。植民地拡大は支持。=フェビアン社会主義という。
1893年 ▲d 独立労働党 結成 ケア=ハーディら、労働者の議会進出を目指す。
1900年 e 労働代表委員会 結成:労働組合の代表及び、a フェビアン協会 、
d 独立労働党 、▲f 社会民主同盟 で組織。
1906年 g 労働党 結成:e 労働代表委員会 が改称。f 社会民主同盟 は不参加。
→ 議会主義の枠組みの中で漸進的に社会主義の実現をめざす。
主要産業の国有化などを主張。第2インターに参加。マルクス主義を掲げるfは不参加。
・1884年 a フェビアン協会 発足:b バーナード=ショー 、c ウェッブ夫妻
→ 漸進社会改革を主張。植民地拡大は支持。=フェビアン社会主義という。
1893年 ▲d 独立労働党 結成 ケア=ハーディら、労働者の議会進出を目指す。
1900年 e 労働代表委員会 結成:労働組合の代表及び、a フェビアン協会 、
d 独立労働党 、▲f 社会民主同盟 で組織。
1906年 g 労働党 結成:e 労働代表委員会 が改称。f 社会民主同盟 は不参加。
→ 議会主義の枠組みの中で漸進的に社会主義の実現をめざす。
主要産業の国有化などを主張。第2インターに参加。マルクス主義を掲げるfは不参加。
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・労働党の支持を受け、社会改革を実現。上院(保守党が強い)の抵抗を抑えつける。
1911年 b 国民保険法 成立。
蔵相c ロイド=ジョージ ドイツに対抗し海軍拡張をめざし、社会上層への課税を増やす
→ 「人民予算」と言われる。
1911年 d 議会法 成立:上院に対する下院の優越が定まる。
1911年 b 国民保険法 成立。
蔵相c ロイド=ジョージ ドイツに対抗し海軍拡張をめざし、社会上層への課税を増やす
→ 「人民予算」と言われる。
1911年 d 議会法 成立:上院に対する下院の優越が定まる。
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F アイルランド問題 自由党のもとで自治が模索されるが失敗。
・1914年 a アイルランド自治法 成立 北アイルランドは独立に反対。
→ b シン=フェイン党 :(1905年結成)アイルランド独立を主張し対立激化。
→ 第1次大戦勃発のため自治法の実施を延期。
・1916年 c イースター蜂起 アイルランド自治法の延期に反発した蜂起、鎮圧される。
→ b シン=フェイン党 :(1905年結成)アイルランド独立を主張し対立激化。
→ 第1次大戦勃発のため自治法の実施を延期。
・1916年 c イースター蜂起 アイルランド自治法の延期に反発した蜂起、鎮圧される。
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・1880年代 植民地拡大 b インドシナ 、c アフリカ に大植民地を建設。
背景:工業力は劣るが、豊かな中産階級の資金を集積したd 銀行の資本力 を有した。
・ビスマルク体制下の孤立 →1890年代 ロシア・イギリスとの提携しドイツと対抗。
1891年 e 露仏同盟 締結 1904年 f 英仏協商 締結
背景:工業力は劣るが、豊かな中産階級の資金を集積したd 銀行の資本力 を有した。
・ビスマルク体制下の孤立 →1890年代 ロシア・イギリスとの提携しドイツと対抗。
1891年 e 露仏同盟 締結 1904年 f 英仏協商 締結
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B 共和政の危機 普仏戦争の敗北 → ドイツへの報復気運強まる → 反共和政運動。
・1887~89年 a ブーランジェ事件 :対独強硬論者の将軍が企てたクーデタ、失敗。
・1892~93年 パナマ事件 :破産したパナマ運河会社をめぐる疑獄事件。共和政下の政治腐敗。
・1894~99年 b ドレフュス事件 :ユダヤ系の陸軍大尉がドイツのスパイ容疑で有罪となる。
→ 文学者のc ゾラ 、d 『余は弾劾す』 を発表し軍部批判を展開。
無実が判明するが、99年、軍法会議で再度有罪となり、大統領特赦となる。06年、無罪確定。
・共和派のe クレマンソー などが軍部排外的愛国主義、右派のf 反ユダヤ主義 と戦う。
→ 1901年、急進共和派を結集してg 急進社会党 を結成。
・ユダヤ人の自覚始まる。 → ユダヤ人の ヘルツル らによるh シオニズム の台頭。
・1892~93年 パナマ事件 :破産したパナマ運河会社をめぐる疑獄事件。共和政下の政治腐敗。
・1894~99年 b ドレフュス事件 :ユダヤ系の陸軍大尉がドイツのスパイ容疑で有罪となる。
→ 文学者のc ゾラ 、d 『余は弾劾す』 を発表し軍部批判を展開。
無実が判明するが、99年、軍法会議で再度有罪となり、大統領特赦となる。06年、無罪確定。
・共和派のe クレマンソー などが軍部排外的愛国主義、右派のf 反ユダヤ主義 と戦う。
→ 1901年、急進共和派を結集してg 急進社会党 を結成。
・ユダヤ人の自覚始まる。 → ユダヤ人の ヘルツル らによるh シオニズム の台頭。
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C 社会主義勢力の台頭
・1895年 フランス労働総同盟(CGT)結成。 →a サンディカリズム の台頭
= b 労働組合 の直接行動によって社会革命を目指す運動。
・1905年 c フランス社会党 d ジャン=ジョレス ら社会主義諸派が統一して結成。
サンディカリズム勢力不参加。→ 1920年、マルクス主義派が分裂して フランス共産党 結成。
同 年 e 政教分離法 成立 教会の政治介入を断つ。急進社会党の提案で制定された。
= b 労働組合 の直接行動によって社会革命を目指す運動。
・1905年 c フランス社会党 d ジャン=ジョレス ら社会主義諸派が統一して結成。
サンディカリズム勢力不参加。→ 1920年、マルクス主義派が分裂して フランス共産党 結成。
同 年 e 政教分離法 成立 教会の政治介入を断つ。急進社会党の提案で制定された。
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・ロシアとのb 再保障条約 更新に反対、c 社会主義者鎮圧法 延長にも反対。→
・1890年 d ビスマルク辞任 → 親政開始、e 世界政策 の展開。
→ 資本主義が発展し、石炭業・製鉄・紡績・化学工業が成長。帝国主義政策を展開。
→ f 海軍の大拡張 に努める。 →g イギリス を脅かし、h 建艦競争 を展開。
→ バルカンではロシアと対立。
背景:社会主義、労働運動の進出に対する不安から、ユンカー層と独占資本が提携する。
→ ドイツの国家主義 の形成。▲i クルップ社 、j ジーメンス社 など独占資本の形成。
・1890年 d ビスマルク辞任 → 親政開始、e 世界政策 の展開。
→ 資本主義が発展し、石炭業・製鉄・紡績・化学工業が成長。帝国主義政策を展開。
→ f 海軍の大拡張 に努める。 →g イギリス を脅かし、h 建艦競争 を展開。
→ バルカンではロシアと対立。
背景:社会主義、労働運動の進出に対する不安から、ユンカー層と独占資本が提携する。
→ ドイツの国家主義 の形成。▲i クルップ社 、j ジーメンス社 など独占資本の形成。
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B 社会主義運動 の活発化 ヴィルヘルム2世の専制政治に反対する運動強まる。
・1890年 a 社会主義者鎮圧法 廃止。
→ ドイツ社会主義労働者党がb ドイツ社会民主党 に改称。
= 1891年 エルフルト綱領を採択。マルクス主義を標榜。
→c 第2インターナショナル (1889年結成)の中心となる。~1914年
・1896年頃からd ベルンシュタイン らのe 修正主義 が主力となる。
= 暴力革命を否定し、議会で多数を占めることで漸進的に社会主義を目指す考え。
・1912年 b ドイツ社会民主党 、選挙で大量得票し、第1党として議会に進出。
→ 軍、資本家、保守派が危機感を持つ。
→ ドイツ社会主義労働者党がb ドイツ社会民主党 に改称。
= 1891年 エルフルト綱領を採択。マルクス主義を標榜。
→c 第2インターナショナル (1889年結成)の中心となる。~1914年
・1896年頃からd ベルンシュタイン らのe 修正主義 が主力となる。
= 暴力革命を否定し、議会で多数を占めることで漸進的に社会主義を目指す考え。
・1912年 b ドイツ社会民主党 、選挙で大量得票し、第1党として議会に進出。
→ 軍、資本家、保守派が危機感を持つ。
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A 資本主義の形成 ロマノフ朝のツァーリズムのもとで上からの資本主義化進む。
・1861年のa 農奴解放 → 不十分であるが資本主義発達の基礎できる。
1890年代 b フランス からの資本導入 →c シベリア鉄道 建設。
・東アジアへの進出 → 極東で日本との対立が深まる。(第3節参照)
1895年 d 三国干渉 、その見返りで東清鉄道敷設権を獲得。
1900年 義和団事変で中国に出兵 → 中国東北から撤兵せず、朝鮮進出を策す。
1890年代 b フランス からの資本導入 →c シベリア鉄道 建設。
・東アジアへの進出 → 極東で日本との対立が深まる。(第3節参照)
1895年 d 三国干渉 、その見返りで東清鉄道敷設権を獲得。
1900年 義和団事変で中国に出兵 → 中国東北から撤兵せず、朝鮮進出を策す。
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B 革命運動の始まり 資本主義経済の形成 → 労働者層の形成
・1898年 マルクス主義政党a ロシア社会民主労働党 結成 →1903年 分裂
b ボリシェヴィキ :c レーニン が指導。多数派の意味。
党を労働者・農民を基盤とする少数の革命家の集団とすべきであると主張。
d メンシェヴィキ : マルトフ やe プレハーノフ が指導。少数派の意味。
広く大衆に基礎を起き中産階級とも妥協しながら漸進的に革命を進めることを主張した。
・他の改革派政党
f 社会革命党 :ナロードニキの流れをくみ、土地改革を主張する政党。(エスエル)
g 立憲民主党 :有産階級の自由主義者が議会政治の確立をめざす。(カデット)
b ボリシェヴィキ :c レーニン が指導。多数派の意味。
党を労働者・農民を基盤とする少数の革命家の集団とすべきであると主張。
d メンシェヴィキ : マルトフ やe プレハーノフ が指導。少数派の意味。
広く大衆に基礎を起き中産階級とも妥協しながら漸進的に革命を進めることを主張した。
・他の改革派政党
f 社会革命党 :ナロードニキの流れをくみ、土地改革を主張する政党。(エスエル)
g 立憲民主党 :有産階級の自由主義者が議会政治の確立をめざす。(カデット)
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C 第1次ロシア革命 の勃発
・1904年 a 日露戦争 勃発(第3節参照)→ 不利な戦況に社会矛盾一気に吹き出る。
1905年1月 b 血の日曜日事件 起きる。
= ペテルブルクで平和と食料を求めて請願した民衆に対し、警備隊が発砲。
→ 皇帝c ニコライ2世 の専制政治に対する不満爆発。
同 年6月 黒海艦隊の▲d 戦艦ポチョムキンの反乱 → a 日露戦争 終結。
→ 全国のゼネスト広がり、各地にe ソヴィエト が結成される。
意味 f 「評議会」を意味する労働者・農民の自治組織。革命の中心組織となる。
同 年10月 皇帝 g 十月宣言 :h 国会(ドゥーマ) の開設を約束。
→ 首相i ヴィッテ の自由主義的改革の失敗 → 皇帝の反動政治強まる。
1905年1月 b 血の日曜日事件 起きる。
= ペテルブルクで平和と食料を求めて請願した民衆に対し、警備隊が発砲。
→ 皇帝c ニコライ2世 の専制政治に対する不満爆発。
同 年6月 黒海艦隊の▲d 戦艦ポチョムキンの反乱 → a 日露戦争 終結。
→ 全国のゼネスト広がり、各地にe ソヴィエト が結成される。
意味 f 「評議会」を意味する労働者・農民の自治組織。革命の中心組織となる。
同 年10月 皇帝 g 十月宣言 :h 国会(ドゥーマ) の開設を約束。
→ 首相i ヴィッテ の自由主義的改革の失敗 → 皇帝の反動政治強まる。
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D ストルイピンの改革 1906年 首相となり、改革を進める。
・農業改革:a 農村共同体(ミール) を解体、独立自営農民の育成をめざすが挫折。
→ 農村内部の階級的対立強まる。→ ロマノフ朝政府、革命運動を弾圧。
・b 南下政策 を再び強める。 → c バルカン問題 でドイツ・オーストリアとの対立強まる。
→ フランスとの関係を強め、イギリスに接近。
→ 農村内部の階級的対立強まる。→ ロマノフ朝政府、革命運動を弾圧。
・b 南下政策 を再び強める。 → c バルカン問題 でドイツ・オーストリアとの対立強まる。
→ フランスとの関係を強め、イギリスに接近。
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A アメリカ帝国主義
・19世紀末(1894年)、アメリカの工業力、世界の首位となる。
→ 財閥の形成▲a ロックフェラー 、b カーネギー 、c モルガン など
→ 1890年 d シャーマン反トラスト法 制定 → 独占の形成を阻止できず。
・1890年代 e フロンティアの消滅 → 海外領土獲得をめざす帝国主義の主張強まる。
→ 財閥の形成▲a ロックフェラー 、b カーネギー 、c モルガン など
→ 1890年 d シャーマン反トラスト法 制定 → 独占の形成を阻止できず。
・1890年代 e フロンティアの消滅 → 海外領土獲得をめざす帝国主義の主張強まる。
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B マッキンリー 大統領 19世紀末 共和党
・1898年 a ハワイ を併合
・1898年 b 米西戦争 :キューバの独立運動に介入しスペインと戦争し勝利する。
→ c パリ条約 締結。スペインにキューバの独立を認めさせ、中米のd プエルトリコ を獲得。
さらに、太平洋地域のe フィリピン を買収、f グァム を獲得。
→g キューバ では憲法にh プラット条項 を認めさせ、事実上の保護国化。
・1899年 i フィリピン=アメリカ戦争 フィリピンの独立運動を弾圧する。
・1899年 国務大臣j ジョン=ヘイ 、中国に対するk 門戸開放宣言 を発表。
→ アメリカの中国市場への参入を目指す。
・1898年 b 米西戦争 :キューバの独立運動に介入しスペインと戦争し勝利する。
→ c パリ条約 締結。スペインにキューバの独立を認めさせ、中米のd プエルトリコ を獲得。
さらに、太平洋地域のe フィリピン を買収、f グァム を獲得。
→g キューバ では憲法にh プラット条項 を認めさせ、事実上の保護国化。
・1899年 i フィリピン=アメリカ戦争 フィリピンの独立運動を弾圧する。
・1899年 国務大臣j ジョン=ヘイ 、中国に対するk 門戸開放宣言 を発表。
→ アメリカの中国市場への参入を目指す。
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C セオドア=ローズヴェルト 大統領 1901~09年 共和党。
・a 革新主義(進歩主義) を掲げ、b 反トラスト法 の発動など、独占の抑制に努める。
= 資本の過度の独占集中は、自由競争を阻害し、格差を拡大し、社会的不正を生むとして
その抑制を図った。一方で帝国主義的な対外政策を推進。
・c カリブ海政策 を推進 中米諸国への武力干渉を強め、d 「棍棒外交」 と言われる。
「大きな棍棒をたずさえ、おだやかに話せ」=武力を背景とした強圧的な外交
1903年 e パナマ をコロンビアから分離独立させ、f パナマ運河 の永久租借権を獲得。
・1905年 日露戦争の講和を仲介。(第3節参照)
= 資本の過度の独占集中は、自由競争を阻害し、格差を拡大し、社会的不正を生むとして
その抑制を図った。一方で帝国主義的な対外政策を推進。
・c カリブ海政策 を推進 中米諸国への武力干渉を強め、d 「棍棒外交」 と言われる。
「大きな棍棒をたずさえ、おだやかに話せ」=武力を背景とした強圧的な外交
1903年 e パナマ をコロンビアから分離独立させ、f パナマ運河 の永久租借権を獲得。
・1905年 日露戦争の講和を仲介。(第3節参照)
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・b 反トラスト法 の強化・関税引き下げ・労働者保護立法・銀行改革・など。
・中米政策:前大統領(タフト)のc ドル外交 から、アメリカ民主主義の優位を説く
d 宣教師外交 に転換。e メキシコ革命 に介入するも失敗する。
1914年 f パナマ運河 の開通 → アメリカが管理権をにぎり、覇権確立。
・中米政策:前大統領(タフト)のc ドル外交 から、アメリカ民主主義の優位を説く
d 宣教師外交 に転換。e メキシコ革命 に介入するも失敗する。
1914年 f パナマ運河 の開通 → アメリカが管理権をにぎり、覇権確立。
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第1次世界大戦の勃発へ
・1876年 第1インターナショナル 解散
帝国主義化の進行に伴い、労働者の状況も悪くなる。
→ 大衆的労働運動・社会主義運動が先進国諸国で力を伸ばす。
・1889年 パリでa 第2インターナショナル 結成される(第2インター)。
= 各国の労働運動組織の結集をはかる国際的連帯組織。
→ b ドイツ社会民主党 が中心。フランス社会党・イギリス労働党などが参加。
マルクス主義が主流を占め、アナーキズムは排除される。
・帝国主義と軍国主義に反対し、8時間労働の実現などの労働条件改善を求めた。
→ 植民地支配の容認の可否をめぐり次第に結束が乱れる。
→ 1914年 第1次世界大戦の勃発にともない、解散。
帝国主義化の進行に伴い、労働者の状況も悪くなる。
→ 大衆的労働運動・社会主義運動が先進国諸国で力を伸ばす。
・1889年 パリでa 第2インターナショナル 結成される(第2インター)。
= 各国の労働運動組織の結集をはかる国際的連帯組織。
→ b ドイツ社会民主党 が中心。フランス社会党・イギリス労働党などが参加。
マルクス主義が主流を占め、アナーキズムは排除される。
・帝国主義と軍国主義に反対し、8時間労働の実現などの労働条件改善を求めた。
→ 植民地支配の容認の可否をめぐり次第に結束が乱れる。
→ 1914年 第1次世界大戦の勃発にともない、解散。
次 2節 世界分割と列強対立 へ