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アルタミラ

スペインにある新人段階の人類が残した洞穴絵画の代表例。

 約1万8千年前の旧石器時代クロマニヨン人(新人)が制作した洞穴絵画が残る洞窟。スペイン北部のカンタブリア地方にあり、多数のバイソンなどの動物が描かれ、南フランスのラスコーと並ぶ、洞穴絵画の傑作と言われている。
 1879年の秋、地元の漁師親子が発見したが、その当時は旧石器時代のものとは認められず、発見後20年後に同じような洞窟壁画がピレネー山中の洞窟で旧石器時代の異物を含む層から発見されて認められるようになった。現在では世界で最初に発見されたものであるとともに、もっともすぐれた「作品」だといわれる。壁面の凹凸を利用して赤や黒の色彩の濃淡で立体感をだし、点描法などもちいたり、現代絵画にも似たかなり高度な技法が見られる。描かれているのはシカ、イノシシ、バイソン(野牛)などで狩りの収穫を期待して描かれたものであろう。また太陽の光の届かないところに描かれているので、松明などが用いられたものと考えられている。
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ノートの参照
序章1節 ア.人類の進化