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草市

中国の唐に都城外でうまれた市で、唐末から五代、北宋時代に発達した新興商業都市。

 中国の都市は、城郭にかこまれた政治的・軍事的としてつくられており、その城郭の内部にが設けられていた。この市は、場所が定められ、営業時間も定められており、そのようなルールを市制といった。しかし、唐末から五代宋(北宋)にかけて、城壁外の交通の要地に、人びとが集まり住み、定期市を開くうちに小都市が形成されてきた。そのような城壁をもたない小都市を、粗末な市の意味で「草市」といった。そのような草市が発達するとともに、軍隊の駐屯地だったが、交易の場所ともなっていった。宋代になると、商工業の発展に伴い、草市や鎮とよばれる商業都市がさらに発達した。それらの新しい商業都市では、従来の市制に縛られず、夜間営業も認められ、役人の規制も少なかったのでますます活動が活発になっていった。→ 宋代の商工業の発達
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ノートの参照
第6章2節 エ.宋代の社会