印刷 | 通常画面に戻る |

ザイヤーン朝

13世紀、アルジェリアに成立したイスラーム教国。

 ムワッヒド朝の衰退後、アルジェリアのトレムセンを都として1236年に建国された。遊牧ベルベル人の一派、アブド=アルワード族のザイヤーン家がスルタンの地位を占めたのでアブド=アルワード朝ともいう。モロッコのマリーン朝と、チュニジアのハフス朝はさまれて政治的には不安定であったが、トレムセンはサハラ交易の中心地の一つとして栄えた。1492年、スペイン王国によってグラナダが陥落し、ナスル朝が滅びると、イベリア半島から多数のムスリムやユダヤ人が移住してきた。さらに西方からはスペイン・ポルトガルが進出、東方からはオスマン帝国が迫ってきたために16世紀は弱体化し、モロッコのザード朝に支配された後、1554/55年に滅亡し、アルジェリアはオスマン帝国領となった。
印 刷
印刷画面へ
ノートの参照
第5章2節 ウ.西方イスラーム世界の変容