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顧炎武

明末清初の儒学者。清朝には仕えず。考証学を始める。

 こえんぶ。明末清初の重要な儒学の思想家。王朝が明から清に代わったとき、明の遺民として清朝に仕えることをよしとしない学者が多かった。その代表的な学者に、三大師といわれた黄宗羲、顧炎武、王夫之がいる。顧炎武は明朝の役人の家に生まれ、清朝に代わると、母とともに明朝復興運動に加わったが失敗し、母は食を断って死に、顧炎武は諸国を放浪することとなった。やがて陝西省に住み、近隣の青年に学問を説いた。清朝の要請にも応えず清朝に使えることはなかった。彼の学問は古典の解釈を、厳密に行い、証拠のないものは取り上げず、実証できることを真実として明らかにしていく、考証学の基礎を創った。主著は『日知録』。 → 清の文化
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7章2節 エ.清代の社会と文化