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考証学

清代に復活した、実証的な古典解釈を主とする儒学の一派。

 儒学・儒教思想の中で、明代に生まれ流行したのが陽明学であったが、それに対し、清代では考証学が流行した。一般に、清王朝が異民族支配である清朝の政治を批判することを厳しく取り締まったので、清代の儒学者は政治批判となるような議論を避け、もっぱら古典の字句の解釈、つまり考証のみにならざるを得なかったと言われる。その考証も一字一句をゆるがせにせず、古典を徹底的に理解しようと言うするどい学問となった。代表的な学者に顧炎武黄宗羲がいる。彼らの思想は、厳格な考証によって、儒学を経世実用(世の中のために役に立つこと)の学に高めることであった。
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7章2節 エ.清代の社会と文化