印刷 | 通常画面に戻る |

新型軍

ピューリタン革命で議会派の戦力として編制された部隊。内乱収束後も議会軍としてクロムウェル政権を支え、イギリス最初の常備軍となる。

 イギリスのピューリタン革命で、1945年に編成された議会軍の中枢部隊。新模範軍、ニュー-モデル軍(New Model Army)ともいう。クロムウェル鉄騎隊を範として、エセックス軍と東部連合軍、ウォラー軍の一部を集め、フェアファックスを総司令官とし、600人の騎兵隊を11,1000人の竜騎兵隊を1,1200人の歩兵隊を12,計22000人で編成。その経費を各州に割り当てる直接税で支払う。この軍隊は、ピューリタニズムを精神的な支柱とし、伝統的な社会階層を無視して、革命的・軍事的観点から編成され、靴屋や馬車引きが貴族と並んで部隊長となった。同年6月のネースビーの戦いで国王軍を破り、革命の勝利をもたらした。<浜林正夫『イギリス市民革命史』P.145 などによる>
 議会軍すなわちニューモデル軍は第1次内乱が終わってからも解散せず、平時にも除隊しない、イギリス史上最初の常備軍となった。兵士の中で平等主義をとなえる水平派が次第に勢いを持ち、男子普通選挙権や入会権の回復を要求するようになった。1647年、水平派の兵士は「人民協定」を決議し、クロムウェルと激しい論争となった。クロムウェルは議会軍の中の水平派に対する弾圧に踏み切り、反発した水平派は49年春に反乱を起こしたが鎮圧された。その後も軍は革命の主力としてクロムウェル政権を支えると共に、圧力をかける存在となった。
印 刷
印刷画面へ
ノートの参照
9章1節 イ.イギリス革命