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正統主義

ウィーン会議でフランスのタレーランが主張した会議の理念。

ウィーン会議に敗戦国フランスの代表として参加したタレーランは、他の4国の闇取引をしてフランスの領土を侵害することを警戒し、会議は公法の原則にしたがって開催すべきであるとし、各国の領土は正統な君主のものであると主張し、フランス本土の解体を阻止しようとした。その「正統」とは絶対王政の王位の復活と捉えられているが、タレーランが守ろうとしたのはフランスの旧国土であった。各国代表も、それぞれ領土拡張をめざして取引をしようとしたため「会議は踊る」状態で話がまとまらなかったが、「正統主義」というある種の大義名分が打ち出されたことによって、「革命前の国境に戻す」という原則に収斂していった。それがウィーン議定書としてまとめられた。
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ノートの参照
第12章1節 ア.ウィーン体制