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耽美主義

19世紀末のフランスやイギリスの文学運動。一種の芸術至上主義。

 19世紀文学の主流となった写実主義自然主義に対して、現実社会にとらわれずに美を追究することを芸術の使命と主張した、芸術至上主義の運動。文学史上ではフランスのボードレール、イギリスのワイルドなどに代表される。特にワイルドは、文学の美をその構築美に見いだし、むしろ自然をそれに従属させるとして、「自然は芸術を模倣する」という芸術宣言を行った。そこに耽美主義の鮮明な主張があるが、しばしばその作風は現実の社会道徳や規範の枠を越え、非難されることも多かった。
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第12章4節 ア.ロマン主義と自然主義