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キューバ社会主義宣言

キューバ革命で権力を握ったカストロが1961年5月に発表した。ソ連との関係が強化され、危機感を持ったアメリカとの間に翌年キューバ危機が起きる。

 対米追随の独裁政権であるバティスタ政権を倒してキューバ革命を開始したキューバのカストロ首相が1961年5月に発表した宣言で、キューバ革命の指針を社会主義建設におくことを明確にしたもの。ソ連と東欧諸国、中華人民共和国などに続き、ラテンアメリカでは最初の社会主義国の出現となった。
 キューバで親米政権が倒されたことに大きな衝撃を受けたアメリカ合衆国は、同年4月には中央情報局(CIA)が密かに支援して、革命を逃れてアメリカに亡命していたキューバ人を武装させてキューバに上陸させ、革命政府の転覆を謀ったが失敗した。そのようなアメリカの動きを見たキューバはソ連との結びつきを強くすることとなった。こうしてキューバ革命は、一時平和共存路線に転換して緩和されつつあった東西冷戦を、再び厳しい対決に逆転させ、翌1962年にはキューバ危機が引き起こされることになる。
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ノートの参照
第16章3節 イ.ラテンアメリカ諸国とキューバ革命