シヴァ神
ヒンドゥー教での最高神の一つで破壊の神。
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チョーラ朝時代の青銅像、舞踏の神ナタラージャとしてのシヴァ神。ロサンゼルス・カウンティ美術館所蔵。
シヴァ神の原型は、インダス文明の印章やテラコッタなどに見られることから、アーリヤ人のインダス地方への侵入以前に原住民の間で信仰されていた神々の一つであり、それが『リグ=ヴェーダ』の神と同化して、ヒンドゥー教の主神の一つに祀られるようになったと考えられている。『リグ=ヴェーダ』の暴風の神ルドラが土着のリンガ(男根)崇拝と結びついたことで、怒りと吉祥(シヴァという語は「幸福な」「繁栄する」の意)の神として、民衆の幅広い崇拝を集めるようになった。<森本達雄『ヒンドゥー教-インドの聖と俗』中公新書 2003 p.108>