ラ=テーヌ文化
西ヨーロッパの先住民族ケルト人が残した鉄器文化。
ラ=テーヌ La Téne はスイスのヌーシャテル湖東岸の地で、1774年にこの地から武具、馬具、農耕具、装身具などの豊富な鉄器を有する遺跡が発見された。この文化はヨーロッパ鉄器文化の後半期に属し、前5世紀ごろから前1世紀にかけて、ケルト人が残したものと考えられている。それらの遺物からケルト人が高度な騎馬と戦車を有していたことが明らかになった。
(ア)この文化の担い手となった民族の名を記せ。
(イ)この文化の担い手である人々がローマの支配下に包摂されるようになる大きな契機は,ユリウス・カエサルの遠征である。彼がこの遠征について自ら書き記した作品の名を記せ。
出題 2009 京都大学
問 ローマ人が進出する以前のヨーロッパ中央部には,前5世紀から前1世紀にかけて独自の性格を持つ鉄器文化、ラ・テーヌ文化が広がっていた。(ア)この文化の担い手となった民族の名を記せ。
(イ)この文化の担い手である人々がローマの支配下に包摂されるようになる大きな契機は,ユリウス・カエサルの遠征である。彼がこの遠征について自ら書き記した作品の名を記せ。
解答
ア.ケルト人 イ.ガリア戦記