ヨーロッパ自由貿易連合
1959年にイギリスがEECに対抗して結成した経済協力機構。EECとの競合に敗れ、90年代初頭に消滅した。
European Free Trade Association EFTA(エフタ)。1959年に条約が成立し60年に発足した、イギリスが前年に結成されたヨーロッパ経済共同体(EEC)に対抗して結成したヨーロッパの経済協力機構。
これによって西ヨーロッパにEECとEFTAの二つの経済協力機構が競合することとなったが、次第にEECの優位が明らかになり、EFTAの意義は薄れ、91年にEC市場をEFTA諸国に拡大することでECと合意し、ヨーロッパ経済領域(EEA European Economic Area)協定が成立した。1993年のEU発足でその実質的意味は無くなった。
参加国と内容
参加国は、イギリス、ノルウェー、デンマーク、スウェーデン、スイス、オーストリア、ポルトガルの7ヵ国であった。域内の関税を毎年20%ずつ引き下げて5年間で全廃することを予定した。域外輸入品に対する共通関税は設けなかった。これによって西ヨーロッパにEECとEFTAの二つの経済協力機構が競合することとなったが、次第にEECの優位が明らかになり、EFTAの意義は薄れ、91年にEC市場をEFTA諸国に拡大することでECと合意し、ヨーロッパ経済領域(EEA European Economic Area)協定が成立した。1993年のEU発足でその実質的意味は無くなった。