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ワヤン=クリ

インドネシアのジャワ島の伝統的な影絵芝居を中心とした民俗芸能。

ワヤンはジャワの伝統演劇の総称で、本来は「影」の意味。特にその中の影絵芝居をワヤン=クリ(あるいはワヤン=クリット)という。影絵芝居の他に絵巻の絵解き(ワヤン=ベベル)、木偶人形芝居(ワヤン=ゴレ)、板人形芝居(ワヤン=クリティ)、俳優が演じる芝居(ワヤン=オラン)がある。10世紀頃、ジャワの宮廷でインドの古代叙事詩『ラーマーヤナ』『マハーバーラタ』が翻訳され、その物語を題材として芝居が演じられるようになり、14~15世紀頃、イスラーム神秘主義の布教者たちが影絵芝居(ワヤン=クリ)を考案して盛んになった。19世紀にはさまざまな人形が作られ、また伴奏音楽のガムラン楽器も発達して、高度な演劇形態となり、世界に知られるようになった。
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ノートの参照
第2章2節 イ.インド・中国文化の受容