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雑穀

農作物の穀物の中で米麦以外のキビ、アワ、豆などをいう。

黄河流域の黄土地帯に始まった農耕は、キビ、アワ、ヒエなどの雑穀を栽培する農業であった。穀物のうち、「米・麦・あわ・豆・きび」を「五穀」というが、その米と麦を除いたのが「雑穀」とされる。その中で最も多く栽培されたのはキビ(稷)であった。華北の農業はキビ・アワを中心とした雑穀生産が中心として豚・鶏を飼育する形態が続いた。米は長江流域で栽培されていた。なお、小麦は現在の華北では一般的なっているが、その原産地は西アジアで、中国に入ったのは前漢時代であると考えられているので、華北では戦国時代までキビ・アワの雑穀依存が続いた。