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顧憲成

明末の反宦官派の官僚、東林派の指導者。

明末の政治家で、反宦官派である東林派(党)の指導者。江蘇省無錫の出身で官界に入ったが、皇太子冊立問題で神宗(万暦帝)の怒りを買い、官を辞して故郷に帰り、1604年に東林書院を再興し、同志の趙南星、鄒元標らを招いて自説を講義するとともに、「講学」と称する討論会を開き、政治批判を展開した。顧憲成は朱子学の立場から、学問は自己の興味の対象のとどまるべきではなく、政治批判の方法であるべきであると説き、政治への宦官の関与を徹底的に批判した。彼の名声は天下にとどろき、多くの学者、官僚、知識人の共感をえて、東林派の勢いが強くなったが、一方で現実との妥協を図り宦官を容認するグループは反東林派を形成し、両派の政争は激しくなった。
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7章1節 カ.東アジアの状況