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ノーベル

1867年にダイナマイトを発明し、ノーベル賞を創設した。

ノーベル(1833-1896)はスウェーデン人。それまでニトログリセリンという爆発力が強大な薬品が作られていたが、それを安全に利用する方法はまだ開発されていなかった。ノーベルの父がニトログリセリンを使って鉱山の爆破などに利用しようと考え、ストックホルムに工場を造り、ノーベルもそこで働いていた。ところがまもなく爆発事故が起こり彼の弟や職人が死に、工場は閉鎖された。ノーベルはくじけず、湖の上で実験を続け、あるとき漏れたニトログリセリンが詰め物に使っていたケイ藻土に吸収されているのをみつけた。こうしてケイ藻土にニトログリセリンをしみこませれば持ち運び出来、火をつけなければ爆発せず、また爆発力は変わらないことが解った。彼はニトロとケイ藻土の混合比を3:1にし、ダイナマイトと名づけて売り出した。さらに改良を重ね、ダイナマイトは平和産業だけでなく銃砲、機雷、爆弾など広く使われるようになった。彼自身がダイナマイトを武器として各国に売り込み富を築き、「地上で最も危険な男」と言われた。また、ロシアのバクー油田を経営し利益を上げた。1896年に63歳で死去。その遺言でノーベル賞が創設された。<平田寛編『歴史を動かした発明』岩波ジュニア新書 p.22>
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第12章4節 ウ.科学・技術と市民生活
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平田寛編
『歴史を動かした発明』
岩波ジュニア新書