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ロマ/ジプシー

15世紀ごろからヨーロッパに現れた漂白芸能民。ロマが通称で、ジプシーはその蔑称。ナチスによってユダヤ人とともに激しく迫害された。

 15世紀の初頭にヨーロッパにロマの人々が姿を現した。はじめはエジプト人と思われていたため「ジプシー」と呼ばれていた。いつの頃からかインドを出た彼らは、この頃にヨーロッパにたどり着いたのである。彼らは1407年にはヒルデスハイムに姿を見せている。はじめは皇帝の特許状をもっているといわれ、各地で歓迎されたが、やがてユダヤ人迫害と前後して犯罪者として扱われ、近代にいたるまで迫害の犠牲者となった。<阿部勤也『物語ドイツの歴史』1998 中公新書 p.84>

ナチス=ドイツによる迫害

 1930~40年代のナチス=ドイツ時代には、ユダヤ人排斥とともに、ロマは劣等人種として扱われ、激しい迫害の対象となった。ユダヤ人とともに捕らえられ、多くが強制収容所に送られ、ガス室などで約50万人が殺害された。 → ホロコースト