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国際連合憲章

1945年6月、サンフランシスコ会議で連合国50カ国が合意し、調印された国際連合の根幹となる規定。

 1945年6月26日、連合国50ヵ国のサンフランシスコ会議でこの憲章が採択され、各国の批准を経て、1945年10月24日に正式に国際連合が発足した。国際連合憲章の前文は次のようなものであり、そこにその精神が盛り込まれている。

資料:国際連合憲章 前文

「われら連合国の人民は、われらの一生のうちに二度まで言語に絶する悲哀を人類に与えた戦争の惨害から将来の世代を救い、基本的人権と人間の尊厳及び価値と男女及び大小各国の同権とに関する信念をあらためて確認し、正義と条約その他の国際法の源泉から生ずる義務の尊重とを維持することができる条件を確立し、一層大きな自由の中で社会的進歩と生活水準の向上とを促進すること、並びに、このために、寛容を実行し、且つ、善良な隣人として互いに平和に生活し、国際の平和及び安全を維持するためにわれらの力を合わせ、共同の利益の場合を除く外は武力を用いないことを原則の受諾と方法の設定によって確保し、すべての人民の経済的及び社会的発達を促進するために国際機構を用いることを決意して、これらの目的を達成するために、われらの努力を結集することに決定した。よって、われらの各自の政府は、サン・フランシスコ市に会合し、全権委任状を示してそれが良好妥当であると認められた代表者を通じて、この国際連合憲章に同意したので、ここに国際連合という国際機構を設ける。」
 全文は国連広報センター・ホームページに掲載されている。

Episode アメリカ合衆国憲法前文との類似

 国連憲章の冒頭「われら連合国の人民は・・・」は、英文では We the peoples of the United Nations であるが、これはアメリカ合衆国憲法の前文「われら合衆国の人民は・・・」 We the peoples of the United States と似ている。「その意味で、アメリカにとって、国際連合の成立は、国際社会の組織化を希求したウィルソンの夢の成就であるばかりでなく、アメリカの建国と比較しうるものであった。」<西崎文子『アメリカ外交とは何か -歴史のなかの自画像』2004 岩波新書> 
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ノートの参照
第16章1節 ア.戦後の国際政治・経済秩序