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道観

道教の神々を祀るところ。道士が修行し、運営にあたった。

 道教の神々を祀るところで、道士が教えにあたり、修行をする場所でもある。仏教でいう寺院にあたる。唐の683年には諸州に道観が建てられたという。道観の祭壇には、道教の最高神である老子ないし「道」を神格化した元始天尊(後に玉豊大帝)が祀られ、さらに孔子や釈迦、武将の関羽など様々な人が神として祀られている。
 道教の二大宗派である全真教では北京の白雲観、正一教では江西省の龍虎山をそれぞれ中心的な観としている。また関羽を神として祀る関帝廟なども観の一種である。
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