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オドアケル

ゲルマン人の傭兵隊長で西ローマ帝国を滅亡させた人物。

 ドナウ川中流域出身のゲルマン人で、ローマの傭兵隊長であった。476年、クーデタによって皇帝ロムルスをローマから追放し、西ローマ帝国を滅亡させた。しかし、オドアケル自身はローマ皇帝を名乗らず、ゲルマン人の王と称し、東ローマ帝国に対しては服従の意思を表して、総督に任命された。この5世紀のイタリアに成立した国をオドアケルの王国とも言うが、それは長続きせず、東ゴート王国テオドリック大王によって、493年に滅ぼされた。
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