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神学

中世ヨーロッパの学問の中心となったキリスト教神学。

 キリスト教の教理を学び、深化させる学問で、中世ヨーロッパの学問の中心となった。神学から発展した哲学がスコラ学であるが、中世においては「哲学は神学の婢(はしため)」(トマス=アクィナス)と言われたとおり、あくまで神学に従属するものであった。中世の大学でも神学は4学部の一つとされ、最も重要とされた。近代の思想はこの神学のしばりからの、哲学や科学の解放の過程であった。
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