シュマルカルデン同盟
1531年、ドイツのでカトリック側に立つ皇帝と諸侯に対して、プロテスタント側についた諸侯と都市が結成した同盟。
プロテスタントの7諸侯と、11都市が同盟したもの。1531年に結成。1545年、カトリック側がトリエント公会議を開催し、結束を強めると、翌年カトリック諸侯連合軍と戦端を開いた。それがシュマルカルデン戦争である。
加盟した領邦、都市
シュマルカルデン同盟に加わったのは、ザクセン選帝侯、ヘッセン方伯、ブラウンシュヴァイク・グルーベンハーゲン、ブラウンシュヴァイク・リューネブルク、アンハルト、マンスフェルトの各領邦、マクデブルク、ブレーメン、シュトラースブルクなどの都市であった。同じ1531年にカッペルの戦いでツヴィングリが戦死したため、南ドイツの帝国都市もこの同盟に加わり、大きな勢力になっていった。<阿部勤也『物語ドイツの歴史』中公新書 p.114>