ダーウィン
イギリスの生物学者で、1859年『種の起源』を発表して進化論を初めて提唱し大きな影響を与えた。
1831年12月27日、イギリスのダーウィンは、軍艦ビーグル号に乗船し、世界周航に出発した。ビーグル号の目的は、南アメリカ海岸の測量であったが、同行したダーウィンはガラパゴス諸島などで未知の動物を観察することにより、進化論という副産物を得ることとなった。5年に及んだビーグル号の航海は彼の『ビーグル号航海記』(岩波文庫)で知ることができる。しかし、彼が進化論を『種の起源』で発表したのは、航海を終えてから23年後の1859年であった。