プレハーノフ
ロシアの社会主義者で革命家。メンシェヴィキの指導者としてレーニンとは対立した。
プレハーノフ 1856~1918 は、1870年代、ナロードニキとして活動したが、スイスに亡命中にマルクス主義に転じ、1883年、亡命先のジュネーヴでロシアにおける最初のマルクス主義組織である労働解放団を、ヴェラ=ザスーリッチらと結成した。ロシアにおけるマルクス主義の父、と言われる。ロシア社会民主労働党に参加し、レーニンらと機関誌『イスクラ』の発行にあたる。1903年7月の同党の事実上の結成大会では、レーニンのボリシェヴィキと対立、マルトフ等とともにメンシェヴィキと云われた。第一次世界大戦が起こるとドイツとの戦争を肯定し、祖国防衛派と云われた。十一月革命後はボリシェヴィキ政権を批判し、翌年死去。著作に『歴史における個人の役割』などがある。