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四国借款団

アメリカなど4国が清への借款を通じ、中国に資本進出しようとしたこと。

 しこく(よんこく)しゃっかんだん。清朝政府は財政難の解決のため、鉄道を国有化し、それを担保に外国から借款(借り入れ)を得ることを図った。1910年、イギリス、アメリカ、ドイツ、フランスの4ヵ国の銀行による四国借款団が結成され、11年にまず幣制改革のための借款が成立、同年に湖広鉄道借款も成立した。しかし外国資本による鉄道国有化政策に反発する中国の民族資本家の反対運動が起こり、辛亥革命の勃発となったため、借款は実施されなかった。
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