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鉄道国有化政策

清が全国の鉄道を国有化し外国からの借款の担保としようとした政策。民族資本が反発し辛亥革命のきっかけとなった。

 1911年、清朝政府はイギリス・フランス・ドイツ・アメリカの四国借款団から一千万ポンド、日本から一千万ポンドの外債を借り入れて、全国の鉄道をすべて国有化しようという鉄道国有令を制定した。当時各地で勃興した民族資本家層は、鉄道その他の外国利権を回収し、国権を恢復する利権回収運動を起こしていたので、中国の民族資本家と清朝打倒をめざす革命勢力が結びついて、各地で鉄道国有令に反対する動きが出てきた。そのうち最大のものが四川で起こった四川暴動である。 
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