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アメリカのソ連の承認

F=ローズヴェルト政権下の1933年、ソ連の市場開拓を期待して承認した。

 アメリカ合衆国のソヴィエト社会主義共和国連邦(1922年成立)承認は、イギリス・フランス(1924年)、日本(1925年)などより遅れ、F=ローズヴェルト大統領の時の1933年になされた。それまでアメリカ合衆国政府は反共産主義の立場から、ソ連の承認を拒んできたが、F=ローズヴェルトは世界恐慌が深刻になる中で、ソ連と国交を開いてその市場を開拓することをねらった。また、ヨーロッパにおけるドイツとアジアにおける日本というファシズムの台頭を警戒し、ソ連と国交を結ぶことでその二国を牽制する意図もあった。ソ連側もドイツ・日本との対決に備えてアメリカ合衆国との提携を望み、翌1934年には国際連合に加盟した。   → アメリカの外交政策 
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