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アナトリア

北を黒海、西をエーゲ海、南を地中海に囲まれた半島状の地域。

 一般に、小アジアと言われることが多いが、厳密には小アジアとはローマ時代にエーゲ海東岸の狭い地域を指していた「アジア」が、後に東方世界全域を言うようになったため、この半島を小アジアと言って区別したことによる。アナトリアは本来半島の中心部の地域名であったが、現在では半島全域をアナトリアと言うことも多い。現在はトルコ共和国の主要な国土となっており、トルコ語では「アナドル」と言っている。この地には、前1650年頃に遡るヒッタイト文明以来、さまざまな文明が起こった。特に東西両文明の接点にあたり、古来東西のさまざまな勢力がこの地を経て互いに抗争した。この地に勃興した勢力は、ヒッタイトの後、アッシリア帝国、リディア、ペルシア帝国、アレクサンドロス大王、セレウコス朝、ローマ帝国、ビザンツ帝国、イスラーム勢力の進出、セルジューク朝、ティムール帝国、オスマン帝国などを経て現在のトルコ共和国に至っている。
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ノートの参照
1章1節 ウ.メソポタミアの統一と小アジア