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エジプト中王国

前2040年頃、古王国に次いで現れたエジプトの王国。テーベを都とした。前1650年ごろ、ヒクソスの侵入を受けて衰退した。

 古代エジプトで、古王国の時代に次いで、統一を再現した諸王朝。地方豪族の自立などで古王国が衰退した後、第1中間期の分裂期を経て前2040年頃、上エジプトのテーベを中心としたメンチュヘテプ王がふたたびエジプトを統一した。これが中王国で、第11、12王朝にあたり、約250年続いた。
 紀元前2000年紀(1000年代)は、オリエント全体で民族移動が激しくなった時期であり、エジプト中王国も、前1650年ごろ、シリア方面からのヒクソスの侵入を受けて混乱し、衰退した。
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