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カタコンベ

ローマ帝国時代にキリスト教徒が信仰を守った地下墓坑。

 キリスト教の信者が信仰を守るために用いたローマ時代の地下墓所をカタコンベ(カタコーム)という。ローマのものが最大で、幅約0.8m、高さ約2m、総延長560キロにも及ぶ。他に、ナポリ、シラクサ、マルタ、アレクサンドリアなどでも遺跡が見つかっている。キリスト教が非合法とされ迫害されていたローマ帝政時代には、信者はここで祈りを捧げるなどして信仰を守った。その壁面には彼らの信仰を示す壁画が残されており、美術的価値も高い。
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