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シンハラ王国

スリランカにアーリヤ人のシンハラ人がつくった国。

 シンハリ王国とも表記。紀元前3世紀ごろから、スリランカ(セイロン島)にあった王国で、アーリア系のシンハラ人が建国。彼らはシンハラ語を用い、前3世紀にはその碑文を残している。マウリヤ朝のアショーカ王の時に仏教(上座部仏教)が伝えられ、仏教を国教とし、南伝仏教の中心地となった。前2世紀には北部のアヌラーダプラを都とした。また紀元後1世紀ごろから始まるインド洋交易圏での季節風貿易の中継地となり、港市国家として繁栄した。
 14世紀ごろから衰退したが、王国そのものは1815年にスリランカがイギリス領になるまで続いた。シンハラ人はその後もスリランカの多数派であったが、次第にインド本土からのタミル人が移住するようになると、仏教徒であるシンハラ人と、ヒンドゥー教徒であるタミル人の間の民族対立が強まっている。 → タミル人問題
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第2章1節 ク.南インドとインド洋交易