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漢訳大蔵経

宋の太祖の時に刊行された漢語訳の仏教経典。

 大蔵経とは一切経とも言われ、仏教の経(釈尊の教え)、律(僧侶の生活規範)、論(経の注釈書)の「三蔵」と、仏教の解説書などをすべて含む仏教典籍の総称である。宋(北宋)の太祖(趙匡胤)の時、国家的事業として漢訳『大蔵経』の刊行が始まった。『大蔵経』刊行は膨大な版木を作り、木版印刷するもので「宋版」という。宋版は1239年に完成したが、それより前の1236年には朝鮮で高麗版大蔵経が刊行され、現在も韓国の海印寺に保存されている。
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