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クレルモン宗教会議

1095年、ローマ教皇ウルバヌス2世が十字軍運動を呼びかけた宗教会議。

1095年11月28日、フランス東部のクレルモン(現在のクレルモン=フェラン市)で、ローマ教皇ウルバヌス2世が主催したローマ=カトリック教会聖職者の宗教会議。ウルバヌス2世が十字軍運動を提唱したことで有名であるが、会議そのものの主題は聖職売買の禁止や聖職者妻帯の禁止、聖職叙任権の奪回などの教会改革についてであった。この会議の最後に、集まった数千人の聖職者や民衆の前で大演説を行ったウルバヌス2世は、熱烈な調子で異教徒トルコ人に奪われた聖地イェルサレムの奪回とともに、「乳と蜜の流れる国」への移住を呼びかけた。熱狂した民衆は、「いますぐイェルサレムへ!」と自ら十字軍先発隊を結成したという。<橋口倫介『十字軍』岩波新書>
注意 公会議か宗教会議か この会議はクレルモン公会議と言われることもある。山川出版社の詳説世界史ではニケーアなどが公会議なのにここだけは「クレルモン宗教会議」としてある。他の教科書では「クレルモン公会議」としている例が多い。山川出版の用語集では「クレルモン宗教会議(公会議)」、実教出版の用語集は「公会議」、三省堂の用語集は「公(宗教)会議」、どちらでも良さそうな書き方だ。これは公会議の解釈の違いがあるためで、混乱している。厳密にはローマ教会の公認の「公会議」には入っていないという見解もあるので、ここでは「クレルモン宗教会議」の方を採ることとする。 → 公会議の項を参照
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ノートの参照
第6章3節 ア.十字軍とその影響