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官僚制

ヨーロッパの主権国家を支える機構が世襲的貴族から官僚に移行した。

ビューロクラシー(bureaucracy)。中世封建社会の貴族制のもとでの世襲的な封建家臣団に対し、国家のさまざまな機構の業務を各人の能力で選抜された官僚が、組織的に行うシステム。中国では古代・中世を通じて科挙制による官僚制が維持されたが、ヨーロッパでは主権国家体制絶対王政)の形成とともに、没落しつつあった封建領主層がまず官僚として絶対王政を支えた。近代国家では官僚制が急速に発展し、職務権限の明確化、給与体系、採用や昇級の制度、文書による業務処理などを特徴としている。官僚制が成立し、その組織が膨大になると、官僚を支える国家財政が必要となり、税制・軍事制度、さらに官僚の育成のための教育制度など、近代国家のさまざまなシステムが連動して形成されてくる。
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9章1節 ア.重商主義