貨幣(古代ギリシア)
古代ギリシアではポリスごとに貨幣が発行された。特にアテネでは貨幣経済が発達した。
東地中海地域で貨幣が用いられ始めたのは、前7世紀の小アジア西岸に栄えたリディア王国であったが、それに隣接するイオニア地方のギリシア都市に広がり、さらに前6世紀前半にはギリシア本土でも使われるようになった。コリントスなどの遺跡で金属貨幣が出土している。
古代ギリシアのポリスの中で、アテネは経済的に最も発展し、ラウレイオン銀山を所有して銀貨(基本単位をドラクマという)を発行した。一方スパルタは鎖国政策をとり、貨幣経済の浸透を押さえるために外国の金・銀貨幣の輸入を禁止し、国内では鉄貨だけを流通させた。このように貨幣はポリスごとに発行されたので、両替商(トラペザ)が出現し、やがて銀行に発展する。両替商や銀行家は富裕な市民としてポリスの経済を支える存在となった。またアテネの民主政全盛期には公職者の俸給だけでなく、民会日当、民衆裁判所の陪審員手当、演劇の観劇手当などが貨幣で支給された。<前沢伸行『ポリス社会に生きる』1998 世界史リブレット 山川出版社 p.7~ などによる> → ローマ帝国のソリドゥス金貨
古代ギリシアのポリスの中で、アテネは経済的に最も発展し、ラウレイオン銀山を所有して銀貨(基本単位をドラクマという)を発行した。一方スパルタは鎖国政策をとり、貨幣経済の浸透を押さえるために外国の金・銀貨幣の輸入を禁止し、国内では鉄貨だけを流通させた。このように貨幣はポリスごとに発行されたので、両替商(トラペザ)が出現し、やがて銀行に発展する。両替商や銀行家は富裕な市民としてポリスの経済を支える存在となった。またアテネの民主政全盛期には公職者の俸給だけでなく、民会日当、民衆裁判所の陪審員手当、演劇の観劇手当などが貨幣で支給された。<前沢伸行『ポリス社会に生きる』1998 世界史リブレット 山川出版社 p.7~ などによる> → ローマ帝国のソリドゥス金貨