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コイネー

ヘレニズム時代の公用語とされたギリシア語。新約聖書も最初はコイネーで書かれた。

 もとはギリシアのアッティカ地方(アテネの周辺)の方言であったが、アレクサンドロス大王の東征に伴って東方に広がり、ヘレニズム世界の共通語となった。ローマ帝国時代もコイネーが東方世界との共通語として用いられた。キリスト教の『新約聖書』は、まずこのコイネーで書かれ、ローマに入ってからラテン語に翻訳される。 → ギリシア語論争 
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