石柱碑
マウリヤ朝全盛期のアショーカ王がその支配領域に建立した碑文のある石柱。ダルマ(法)に基づく統治理念が各地の文字で彫られており、古代インド研究の重要史料となっている。
Source: Wikimedia Commons (Public Domain / CC0)
右の写真はサールナートのものではなく、ビハール州バイシャリにある唯一の完全な石柱碑。高さ12m。
アショーカ王石柱碑の言語と文字
石柱碑に用いられている言語はマガダ地方の俗語であり、文字はガンジス流域のものはほとんどが古代インドの文字であるブラーフミー文字で彫られている。しかし西北インドではカローシュティ文字のものも見られる。また辺境であったアフガニスタン東部ではアラム語・アラム文字や、ギリシア語・ギリシア文字のものも見つかっており、アショーカ王が異民族対策に腐心していたことがうかがえる。いずれにせよアショーカ王石柱碑の碑文は古代インド研究の重要な史料となっている。