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五丈原

234年、蜀と魏の戦い。諸葛孔明が陣没した。

 蜀の諸葛孔明が陣没した古戦場で、陝西省にある。234年、丞相諸葛孔明の率いる軍と、武将司馬懿(仲達)の率いる軍が五丈原で対峙したが、司馬懿は諸葛孔明の知謀を恐れて容易に兵を動かさない。膠着すること100日に及び、諸葛孔明は司馬懿に女性の着物を贈ってその臆病をからかい、挑発。司馬懿はその使者から諸葛孔明が日夜軍務に精励しながら食事が減っていることを知り、その死が近いことを悟る。そんなとき、赤い星が五丈原の蜀軍の中に落ちるのが見られた夜、諸葛孔明は陣中で病没した。蜀軍は兵を退いたが、魏軍は諸葛孔明の策略をおそれて追撃できず、「死せる孔明、生ける仲達(司馬懿の字)を走らす」と言われた。
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