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清談

魏晋の時代に流行した俗事を避けて風流に親しむ生き方。「竹林の七賢」などに代表される。

 中国、3世紀の中頃、魏から晋への交代という政治的変動期(魏晋南北朝時代)に、政治的陰謀を避け、現実から逃避して、自由に物事を論じることを好む知識人が現れた。彼らは、琴を弾じ、酒を酌みながら自由に議論し、正しい「道」を求めたのであろう。そのような議論を「清談」といい、「竹林の七賢」が有名。かれらの理想とするところは、老荘思想の無為自然という境地であった。 → 魏晋南北朝の文化
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