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楊炎

唐で780年に両税法を提唱した宰相。

 の徳宗(8世紀末から9世紀初め)に仕えた宰相。780年、それまでの税制を改める両税法を献策した。これは均田制が崩壊し、土地私有制がひろがって農民の中に階層分化が進んだために税収が低下したことを受け、土地私有を認め戸ごとの資産(土地の面積、収穫高)に応じて、夏と秋の年2回、銭納を原則として納めさせるという画期的な税制であり、唐王朝を百年以上存続させることとなった。また両税法は明代に一条鞭法が行われるまで、中国各王朝で継承される。
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