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官戸

宋代で、科挙に合格して官吏となった家。有力な形勢戸と一体化した。

 宋代の科挙に合格して、中央政府の高級官吏となったものへの特権として、租税免除などがあった。そのような一般の編戸と区別された戸を官戸といった。官戸は本来、官吏となったその一代限りであるが、しばしば三から四代に継承されることもあった。もともと有力で豊かな戸である形勢戸から官吏が出ることが多かったので、官戸・形勢戸と並び称され、一体化していた。
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