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正一教

江南地方で従来の道教の天師道を継承した一派。河北の全真教と道教を二分した。

 せいいつきょう。華北の新道教である全真教に対して、江南地方で従来の天師道(五斗米道以来の神仙説を中心とした道教)系の道教を継承したのが正一教。主に江南地方に広がり、龍虎山を本山として広がった。宋の時代に華北で起こった儒教や仏教の影響を受けた全真教に対して、従来の道教の神仙説に基づいた呪術的要素が強く残した一派を、天師道とは言わずに正一教と言うようになった。
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