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千戸制

モンゴル帝国の軍事行政制度。

 1206年、チンギス=ハンモンゴル帝国の軍事兼行政組織として編成した。それまでの血縁的な部族制を再編成したもので、十戸を10集めて百戸、百戸を10集めて千戸とし、それぞれに十戸長、百戸長、千戸長を置いた。千戸長には有力部族の族長が任命され、それぞれ百戸、十戸から徴兵し、遠征部隊を編成するとともに、平時の行政にもあたらせた。チンギス=ハンは自らも95の千戸を所有し、兄弟や子供たちにもそれぞれ千戸と領地を与えた。
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