カーバ/力ーバ神殿/カーバ聖殿
メッカにある、イスラーム教徒の崇拝の対象となる聖殿。アラブ人の多神教の神殿であったが、ムハンマドが630年、に偶像崇拝を否定して神殿の神像を破壊し、イスラームの唯一神アラーの象徴として聖殿とした。
アラブ人の各部族はそれぞれ崇拝する神々を持っていたが、その御神体は石とか樹とかであり、各地のそれを納める聖所があった。メッカのカーバ聖殿もその一つで、聖なる黒石が四角で囲まれ、その周りに偶像が多数建てられていた。カーバとは立方体を意味するアラビア語。
イスラーム教を創始したムハンマドは、630年にメッカに無血入城し、カーバ神殿の周辺の偶像を破壊、唯一この黒石の塗り込められた壁だけを残し、イスラームの聖所とした。現在は東側の角の壁にはめこまれている。メッカに巡礼するムスリムたちの最終目的地である。
メッカに巡礼に訪れた信者は、王侯でも貧者でも同じ縫い目のない白布に身を包み、カーバ聖殿の廻りを反時計回りで7回まわり、最後に黒石に接吻する。 なお、現在もメッカとメディナはイスラーム教徒でなければ入れないので、信仰の無いものはカーバ聖殿も黒石の実物も見ることはできない。
イスラーム教を創始したムハンマドは、630年にメッカに無血入城し、カーバ神殿の周辺の偶像を破壊、唯一この黒石の塗り込められた壁だけを残し、イスラームの聖所とした。現在は東側の角の壁にはめこまれている。メッカに巡礼するムスリムたちの最終目的地である。
メッカに巡礼に訪れた信者は、王侯でも貧者でも同じ縫い目のない白布に身を包み、カーバ聖殿の廻りを反時計回りで7回まわり、最後に黒石に接吻する。 なお、現在もメッカとメディナはイスラーム教徒でなければ入れないので、信仰の無いものはカーバ聖殿も黒石の実物も見ることはできない。