ブハーリー
9世紀、中央アジアのブハラで生まれたイスラーム教の法学者で、ハディースをまとめた。
サマルカンド郊外のブハーリー廟
彼はムハンマドやその弟子達が生きていた時代の人から聞いて「真正のもの」のみを厳選し、97巻3450章にまとめた。それが現在の『ハディース』の6種類のうちの『真正伝承集』と言われるものである。<濱田正美『中央アジアのイスラーム』2008 世界史リブレット70 p.12 などによる>
世界遺産 ブハラのブハーリー廟
ブハーリーはブハラの王から、王子の教育を頼まれたが、自分の研究は王のためではないと言って断り、サマルカンドに亡命した。サマルカンドで780年に没したので、その墓廟は現在サマルカンドにあり、イマーム=アル=ブハーリー廟として近年整備され、多くの参拝者が集まっている。